先日、北品川にある翡翠原石館に行ってきました。
場所は、高級住宅街の御殿山にあります。
日曜日の午後アイスティーを頂きながら、素晴らしい翡翠をみせていただきました。
翡翠原石館は、自動車部品会社の社長が個人で運営している博物館です。
子供のころから石が好きで、自身のコレクションを展示するため翡翠原石館をオープンしたとのことです。
品川区御殿山のミャンマー大使館の斜め前にあります。翡翠の産地で有名なミャンマー大使館の近くにあるのは、単なる偶然だそうです。
建物の中に入ると、たくさんの翡翠の原石がごろごろしているのに驚きます。
館長(社長)の奥様(おそらく)が案内してくれます。翡翠は、日本のものとミャンマーのものがあります。
上の写真は、ミャンマーのもの。
うっすら薄紫の部分もあります。
敷石も贅沢に翡翠。当然ですが翡翠を踏みつけるのは、生まれて初めてでした。
敷石を歩いて行くと、右側に翡翠風呂。左側にショップがあります。
翡翠風呂は、お孫さんが生まれた時とか特別の日に入るそうです。
翡翠は冷たいので、お湯がすぐ冷めてしまうそうです。
かなり熱いお湯を入れないといけないそうです。
壁も翡翠です。
これのお風呂の翡翠も糸魚川のものらしいです。
昔は、土地ごと権利を買ってその場所の翡翠は全部取り放題だったらしいです。
もちろん今は、禁止されていますが。しかしこんな大きな翡翠を東京に運ぶのも大変ですよね。
翡翠風呂は、思っていたよりも立派でした。一見の価値ありです。
ショップには、翡翠はもちろん、水晶、エメラルドなどのクオリティー石のアクセサリーなどを販売しています。
中には、館長が磨いて作った勾玉もあります。
館長は、一度勾玉を作り出すと電車に乗っても、ごはん中でも翡翠を磨いているそうです。
いい色の勾玉は、欲しくなります。
奥様が、翡翠のブレスレットや彫り物などがいくつか入っている箱を出してきて、本物はどれでしょうとクイズを出されました。
いかにも偽物というものもあったのですが、あとは全く分かりませんでした。
答えは、全部偽物でした。今の偽物が本当によく出来ていて、見ただけではわからないそうです。
スカスカした石に樹脂を染み込ませて作ったりすると、本物と見分けがつかないそうです。
翡翠原石館では、分析機器があるので確認ができるそうです。
翡翠原石館に「本物かどうか見てください。」と来る人もいるそうです。
結構高いお金を出して買ったのに偽物だったということは珍しくないそうです。
館長も買ってきて偽物だったということがあるそうです。
また中国の方など、安心して翡翠が買えると翡翠原石館にわざわざ買いに来るそうです。
台湾や香港など行くと翡翠がたくさん売っていますが、購入際は偽物に注意です。
翡翠原石館は、2階にもたくさんの翡翠の原石があります。
そしてその他、館長の趣味で集めたという個性的な置物なども展示されてます。
奥様の人柄もよく、2階でアイスティーをいただきながら、明るい展示室ですっかりくつろいでしまいました。
今隣に2号館を建設中だそうです。
完成が楽しみですね。