水晶は、古代から人々に身近な石の一つです。
また数ある石の中でも、特に水晶は多くの人が神秘さを感じられるようで、時代が変わっても大人気です。
私も、水晶はもちろん大好きです。
そして常日ごろから、いい水晶がないか探しています。
うれしい事に、先日香港のジュエリーショーでめずらしい水晶を見つけました。
水晶の中に水晶(インターグロウン)
大きな会場で、すぐ目があいました。水晶イン水晶(インターグロウン)のタンブル。
持ち上げて撮影してみました。透明度の高い水晶にしっかり水晶のポイントが入っています。
ここまで美しい、水晶イン水晶(インターグロウン)タンブルは見たことがありませんでした。
同じようなタンブルが10個くらいあったと思いますが、ここまではっきりと水晶ポイントが出ているものはこれ一つのみ。
石は、出会いです。この石一つでも香港ジュエリーショーに行ってよかったと思っています。
近日オープン予定のSEPLEA WEBショップで販売しますので、お楽しみに。
水晶は、英語ではクリスタルと言います。
ギリシア語の「氷」からできた言葉です。
古代ギリシアの人々は、万年氷の囲まれた高い山で水晶を発見し、水晶は氷が溶けない石になったのだと考えたそうです。
透明度の高い水晶は、確かに氷のようですよね。
しかし水晶は、透明度が高いものと低いものがありますよね。
透明度の高い水晶はどのようにできるのでしょうか。
透明度が高い水晶ができるには、条件があります。
水晶が成長する際、不純物がなにも入らず、ゆっくり時間をかけて大きくなると透明度の高い水晶になるそうです。
氷も同じですよね、不純物の少ない水をゆっくり凍らせると、透明な氷ができあがります。
水晶ができる過程を考えるだけで、神秘を感じるとが出来ますね。
参考文献:ずかん宝石 技術評論社